ヘドロのにおい

yumi

2011年04月12日 08:11


上海から飛行機で成田に入り、新宿から高速バスで仙台へ。

一日目は仙台の姉の元に一泊し、翌朝気仙沼に帰ってきました。

そこに向かう途中の景色。

気仙沼に近づくにつれ、何やら窓から見える景色が、おかしい。。

さまざまな目印が、ない。

今まで建物に隠され簡単に見えなかった三陸の海が、すぐそこに見える。

建物が、ない。そしてないはずの場所に建物が、ある。

そして、がれきの道路へ。

唖然。ただ、唖然。


今までテレビ、新聞の画像で見ていた気仙沼の光景。

ひどかった。

私の中の、想像の範囲を、超えていました。

360度。がれきって、想像できるもんか。

ここは、どこ?私の知らない、別の町、もしくは外国?

なんというか、見たことないけど、戦後の焼け野原って、こうだったのだろう。

もう、ただ、唖然としました。

そして一番全身が震えるほど驚いたのは、町のにおい。

町全体が、海の中のヘドロのにおいで覆われていました。

これが、津波。

ひどい、津波。

きれいな街だったのに。

ただ、ただ、悔しい。





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